ブルー・オーシャンとレッド・オーシャン
今回ご紹介するビジネス用語は『ブルー・オーシャン』と『レッド・オーシャン』です。
最近、学生が話をしているところを街中で聞いたことがありますので、割と知られているビジネス用語かもしれません。
『ブルー・オーシャン』は和訳すると「青い海」、『レッド・オーシャン』は「赤い海」となります。
青い海と聞けば、南国の美しく透き通った海を、赤い海と聞けば、夕日の沈むロマンティックな海を想像されるかもしれません。
ですが、ビジネス用語では以下の意味を表します。
ブルー・オーシャン戦略(ブルー・オーシャンせんりゃく、英: blue ocean strategy)とは、INSEAD(欧州経営大学院)教授のW・チャン・キム (英語版)とレネ・モボルニュ (ドイツ語版)が著したビジネス書、およびその中で述べられている経営戦略論である。日本語版はランダムハウス講談社から2005年に刊行されている。
〈概念〉
ブルー・オーシャン戦略によると、血で血を洗うような競争の激しい既存市場を「レッド・オーシャン(赤い海)」とし、その激戦区でビジネスをすることは不毛であると前提づけている。そして、そこから可能な限り脱却して、策源地となりうる競争のない理想的な未開拓市場である「ブルー・オーシャン(青い海)」を切り開くべきだと説いている。そのためには、自分の業界における一般的な機能のうち、何かを「減らす」「取り除く」、その上で特定の機能を「増やす」「新たに付け加える」ことにより、それまでなかった企業と顧客の両方に対する価値を向上させる「バリューイノベーション」が必要だと主張している。そのための具体的な分析ツールとして、「戦略キャンバス」などを提示している。
従来からよく知られているマイケル・ポーターの競争戦略では、「事業が成功するためには、低価格戦略か差別化(高付加価値)戦略のいずれかを選択する必要がある」と主張しているが、ブルー・オーシャン戦略では「『減らす』『取り除く』ことによる低コスト化と、『増やす』『付け加える』ことによる顧客にとっての高付加価値は両立し得る」と主張している。
韓国サムスングループは、組織的にブルー・オーシャン戦略を実践していることが知られている。
Wikipedia:ブルー・オーシャン戦略
この文章だとよく理解できないという人の為に、次のページでメリットとデメリットを見ていきましょう!