あなたは知ってる？知らないと話についていけない！？覚えておこうビジネス用語！パート8

ベクトル

語源
ドイツ語 Vektorより

名詞
（数学・物理学）大きさと向きを持つ量。
（数学）ベクトル空間の要素。上記の意味のベクトルを一般化したもの。
（1から転じて比喩的に）人や組織の活動の方向、あるいは方向を持つ勢い。

wiktionary：ベクトル

『ベクトル』は、数学や物理学の分野で使用されていた用語ですが、ビジネス用語においては上記にもあるとおり、「人や組織の活動の方向、あるいは方向を持つ勢い」を意味します。

「当社の目標を円滑に遂行するために、会議を開き、ベクトルを合わせよう。」「君の言っていることは、少々ベクトルがずれているようだ。」のように使用します。

『ベクトル』は単なる方針という意味でも使用しますが、その方針にも種類があり、リソース（資金源や時間のこと）を割く量が異なります。

そういった場合、ベクトルを矢印などで視覚化し、リソースを多く割く場合は線を太くしたり、逆の場合は線を細くしたりします。

社員や組織のメンバーが異なる方向にベクトルを向けていると、ベクトルの力が相殺（そうさい）し、本来より効率的に進行していたタスクが失敗したり、他の企業や組織にイニシアチブを握られてしまったりしますので、コンセンサスを図ることは非常に重要です。

プロジェクトを任されたときは、まずはベクトルをお互いにすり合わせて、効率的にビジネスが行えるように心がけましょう！