マイルストーン
さて続いて紹介するのは『マイルストーン』です。
マイルストーン(Milestone)は、鉄道や道路等の起点よりの距離をマイルで表した距離標識。マイルマーカー(Milemarker)、マイルポスト(Milepost)ともいう。
ローマ帝国が前120年頃の道路関連法「センプローニウス法」に基き、主要な街道に1ローマ・マイル(1000歩)ごとに設置したのが始まりとされ、アッピア街道にはそれが現在でも残っている。
アメリカ合衆国においてはマイルを標準的に使用していることから、キロポストと同様に置かれるが、ヨーロッパにおいては、キロメートルを標準とする国々が多いことからキロポストの事をそう呼ぶ場合が多い。
また、あるプロジェクトや世界的なイベントなどが完成・成功した場合に比喩的に言葉として使用する場合がある。また、モニュメントとして残す場合もある。
日本には同様のものとして一里塚があり、旧街道で一里(約4 km)ごとに見ることができる。
wikipedia:マイルストーン
上記のとおり、本来の『マイルストーン』の意味は、実際の距離を視覚的に分かるように設置していた標識です。
ビジネスでの『マイルストーン』は、プロジェクトを成功させるために必要なタスクなどの進捗状況を示すために設定している中間目標地点や節目、区切りを意味します。
「この長期プロジェクトを成功させるために、まずはマイルストーンを設定しよう。」のように使用します。
『マイルストーン』を設定することで、長期的なプロジェクトのような先が見えにくいものでも、進捗状況を視覚的に見ることが出来るため、社員の士気を保ったり、高めたりすることが出来ます。
また、『マイルストーン』は同時進行しているタスクや関係しているセクションの状況を把握することが出来るため、的確な人員補充や阻害要因の早期発見などに一役買います。
基本的に『マイルストーン』は固定しておくべきですが、経済状況の変化やニーズの変化に応じて、設定しなおすことも必要です。
その場合は、関係する社員やメンバーに必ずコンセンサスを図っておく必要があります。
でなければ、誤った『マイルストーン』を目指してしまい、場合によっては「無駄な努力」となってしまうどころか、プロジェクトを失敗させてしまう要因になります。
ビジネスだけでなく、人生設計でも『マイルストーン』は非常に役に立つため、練習の意味も含めて「自分人生のマイルストーン」を作ってみてはいかがでしょうか。