KPI
さて続いて紹介するのは『KPI』です。
重要業績評価指標(じゅうようぎょうせきひょうかしひょう、英: key performance indicators, KPI)は、組織の目標達成の度合いを定義する補助となる計量基準群である。KPI はビジネスインテリジェンスにおいて、現在のビジネスの状態を示すものとして使われ、今後の対応策でどうなるかを予測するのに使われる。KPI をリアルタイムで監視することを BAM(ビジネスアクティビティ・モニタリング)と言う。KPI は、リーダーシップ育成、雇用、サービス、顧客満足といった定量的計測が難しいものを定量化する場合に使われることが多い。KPI は(例えば、バランスト・スコアカードのような技法を通して)一般に組織の経営戦略と関連している。
wikipedia:重要業績評価指標
上記のとおり、『KPI』は【Key Performance Indicator】の頭文字を取ったものです。
日本語で表すと、「重要業績評価指標」となります。
一見すると『KGI(重要目標達成指標)』と何が違うのかが分かりずらいかと思います。
ここで長々と書いても理解しずらいと思いますので、簡潔に言います。
『KPI(重要業績評価指標)』は『KGI(重要目標達成指標)』を達成するための「小さな目標」ということです。
つまり、設定された複数の『KPI』をひとつひとつ達成していくことで、『KGI』が達成されるということになります。
そういった意味では、『KGI』は「最終目標」で『KPI』は「中間目標」と言い換えることが出来るでしょう。
かといって、根拠や実現可能性もなく『KPI』を設定しては意味がありません。
適切な『KPI』の設定には以下の点を押さえておく必要があります。
wikipedia:重要業績評価指標
- Specific(明確性)
- Measurable(計量性)
- Achievable(達成可能性)
- Result-oriented or Relevant(結果指向または関連性)
- Time-bound(期限)
これら5項目の頭文字を取って、適切な『KPI』特定に必要な「SMART」と呼びます。
「Specific(明確性)」は誰もが理解できる具体的な内容であること、「Measurable(計量性)」は数値化され定期的に計測可能であること、「Achievable(達成可能性)」は実現できる可能性があること、「Result-oriented or Relevant(結果指向または関連性)」は『KGI』との関連性があるかということ、「Time-bound(期限)」は『KPI』をいつまでに達成するかの期限を指します。
これらをしっかりと押さえることで『KPI』を達成していき、『KGI』の達成に繋げていきましょう!