『ボランティア活動』と書かれた『ガクチカ』
まず、人事担当者から出てきたのは『ボランティア活動』について書かれた『ガクチカ』でした。
私も最初に聞いたときは「えっ！？なんで？」と思いましたが、人事担当者の皆さんは頷いていました。
ではなぜ、『ボランティア活動』がマイナス評価になるのか聞いてみたところ、おおよそ皆さん同意見でした。
- 『ボランティア活動』に取り組んだということ自体はマイナス評価にはならない。
- 『ボランティア活動』の内容があまりに希薄なものが多く、単純な清掃活動だったり、ごく短期間なものであったりすると『ガクチカ』のためだけの偽善に思える。
- 『ボランティア活動』の内容が自社とあまり関係のない内容であるのは仕方がないが、それだけで押し通そうとする内容だと「えっ？それだけ？」と思ってしまう。
- 『ボランティア活動』は基本的には直接利益を生み出すものではないので、自社の利益に繋がる根拠がなければ、ただの「自己満足」に過ぎない。
- 『ボランティア活動』と書かれたものが多く、見飽きてしまって読む気にならない。
良かれと思って書いた『ボランティア活動』でも、百戦錬磨の人事担当者からすれば、本気度はお見通しといったところでしょう。
人事担当者はいかに自社にとって利益に繋がるかを内定や採用の判断としているので、『ボランティア活動』の内容に深みや企業とのシナジーがなければ、あまり評価に繋がらないようです。
今まさに『ボランティア活動』と書こうとしていた就活生は、上記の人事担当者の意見を参考に再考するのも良いかもしれません。
