『アルバイト』と書かれた『ガクチカ』
次に、人事担当者から出てきたのは『アルバイト』について書かれた『ガクチカ』でした。
『アルバイト』といえば、実際に労働者として給料を稼いでいるため、非常に良い材料に感じますが、果たして人事担当者の皆さんはどのように感じているのでしょうか?
- 『アルバイト』は「お金を稼ぐ」という点において非常に重要な意味を持つが、ただ漠然と頑張ったというだけでは魅力的な人材だとは言えない。
- 『アルバイト』は「学生時代」という点において間違いではないが、どちらかと言うと学校やサークルなどで学び得た内容が重要で、それが併記されていなければ、「本当の意味で『ガクチカ』なのかな?」と思ってしまう。
- 『アルバイト』を一生懸命しているのがしっかりと伝わる内容であっても、成績証明書等での評価が悪いと「健全な学生時代」を送ったとは言い難い。
学生時代に一生懸命にやったことと言えば『アルバイト』と私も答えそうですが、やはり百戦錬磨の人事担当者はその本質を見抜いているのでしょう。
逆に、「アルバイトの内容に関わらず、自分が率先して創意工夫を凝らし、アルバイト先に貢献できた内容が具体的に書かれていれば高評価―。」と意見する人事担当者もいました。
理由としては、成果を上げる工夫が出来る人材は、ブームや顧客のニーズに敏感で利益や結果を出すことができるからだそうです。
『アルバイト』が自分の学生時代にとって非常に重要なアピールポイントである場合は、具体的に頑張った内容を併記するようにし、その『アルバイト』経験が企業にとって魅力的に感じられるように工夫してみましょう。